今回ご紹介するのは、<2018スター候補選手>の“フレッシュルーキー”に芦屋から推薦された新開航選手(21=福岡)…とお伝えしようとしていたら、さらにすごくうれしいニュースが飛び込んできました。

1月14日の芦屋ボートで初優勝を飾り、ウイニングランでファンに手を振る新開航選手
1月14日の芦屋ボートで初優勝を飾り、ウイニングランでファンに手を振る新開航選手

 1月14日の芦屋ボートで、なんとその新開選手が、見事、初優勝を飾ったんです。デビューから1年8カ月での初優勝に、一緒にレースを見ていたうちのだんな様も「ちゃんと、スピードつけたまくり差しだし、次につながると思うよ」とその価値ある勝利を喜んでいました。

 ただ、ご本人はというと、「展開あって着が取れたらいいなとは思っていたけど、優勝できるとは思ってなかったんで、自分がびっくりし過ぎて、“ほんとに優勝したんかなぁ?”とポカーンとしていました。いろんな人からの“おめでとう!”のメッセージでじわじわ実感してきています」とのこと。

初優勝で授与された、金杯を手にする新開航選手
初優勝で授与された、金杯を手にする新開航選手

 それでも、お正月レースと2節連続で芦屋を走らせてもらっていたので、今回は負けられない! と思っていたという優勝戦を振り返ると、「1周1Mを過ぎてから、ちゃんと2M回ったら優勝できる!」と手ごたえはあったそう。「レースの後、一緒に走っていた選手たちからも、おめでとうと言ってもらったり、表彰式にもたくさんのお客さんが来て声をかけてもらって、やっぱり優勝って格別だな」と思ったとのことでした。

1月14日の芦屋でデビュー初優勝。水神祭で先輩たちに抱えられる新開航選手は…(芦屋ボート提供)
1月14日の芦屋でデビュー初優勝。水神祭で先輩たちに抱えられる新開航選手は…(芦屋ボート提供)
水面に放り込まれてドボン!(芦屋ボート提供)
水面に放り込まれてドボン!(芦屋ボート提供)
笑顔で引き揚げてきた新開選手(中央)は…(芦屋ボート提供)
笑顔で引き揚げてきた新開選手(中央)は…(芦屋ボート提供)
ピットで寒さにふるえながらもVサイン!(芦屋ボート提供)
ピットで寒さにふるえながらもVサイン!(芦屋ボート提供)

 もともと、中学生のころからボートレーサーになりたいと思っていた新開選手でしたが、ご両親のすすめもあって宮崎大学に入学。少しでもボートにつながるように…と工学部・機械科で学びながら1年生の冬にやまと学校に合格しました。

 最初は反対していたご両親。お母さまの陽子さんは「合格後、本人がすごく喜んで“頑張る!”って言っていたので、応援する気持ち半分と、厳しいと聞いていたので続くのかなぁ? という心配の両方だった」と振り返ります。

 でも今は「ボートに乗っていきいきしてるし、優勝させてもらったりして、すごいなぁ! カッコイイなぁ、頑張ってるなぁと自慢に思います。自分の人生なので、自分の好きな道で悔いがないように頑張って欲しい」と話して下さいました。

 フレッシュルーキーの通知もお母さまが最初にFAXを受け取ったそうで、「びっくりしました」と本当にうれしそう。もちろん、新開選手ご本人も「先輩方が、芦屋のフレッシュルーキーを卒業されても、そこからさらに活躍されているので、お手本にして芦屋では特にしっかり成績を残すように頑張ります」と意気込みを語ってくれています。

表彰式でインタビューに答える新開航選手
表彰式でインタビューに答える新開航選手

 最後にお母さまに「どんな息子さんですか?」と尋ねると、「結構度胸があるし、何に対しても頑張りますね」という答えが返ってきました。

 フレッシュルーキーは、地元レース場中心のあっせんになりますので、ぜひ新開選手の勇姿を見に、芦屋ボートにいらしてくださいね。

 
 

 初優勝後、なんとインフルエンザにかかってしまった新開選手。でも、復活後すぐに「芦屋で練習してきました!」というあたりは、さすがご両親の想いのこもったお名前の通り、荒波にも負けない選手ですよね。

 
 

 2月11日(日)、ボートピア高城で羽野直也選手(22=福岡)のトークショーが行われます。

 1回目 11:00~

 2回目 13:05~

 ぜひ皆さん、ボートピア高城にお越しくださいね。司会は私が担当させていただきます♪