最終回は、恒例の「なるほどデータ」をお届けする。

 女子レーサーたちが紡いできた歴史をひもとく。大会もひな祭りの時期から夏の開催に移行して4年目。今年はどんな歴史を刻むのか必見だ。(構成・中川純)

 (1)最多Vは3回で3人 大会最多優勝は3回。鵜飼菜穂子、山川美由紀、横西奏恵(引退)が記録している。今大会に出場するのは山川だけ。地元で単独最多4回目を目指す。

 (2)地元Vは愛知の2人 地元選手の優勝は第4回(91年)鵜飼、第10回(97年)渡辺博子(引退)の愛知勢が蒲郡で達成しただけ。今大会の香川勢は山川に、平山智加、平高奈菜の3人が偉業に挑む。

 (3)3強の実績上位 第18回(05年)以降の優勝戦メンバーを見ると、前出の山川、日高逸子、寺田千恵の誰かが、必ず優出を果たしている。そのうち寺田が2回、山川、日高が1回優勝。彼女たちの実績に匹敵するのは2回優勝の横西と産休中の田口節子。3強がまだまだ強さを見せるか。

 (4)丸亀開催は15年ぶり 丸亀は第13回(00年)以来の開催。この大会からG1に昇格した。優勝は柳沢千春で、インからコンマ05のトップスタートを決め逃げ切った。

 (5)初出場は3人 古賀千晶、津田裕絵、渡辺優美の3人が栄えある初出場を果たす。もちろんG1も初めてだ。(おわり)