【東和弘・俺の皮算用】

 ◆12R:ドリーム 初日12RのDR戦は峰竜太の逃げ切りで堅い。進入が乱れそうなのに大丈夫か? という声もあるだろう。しかし、某お笑い芸人ではないが、「そんなの関係ねえ~」だ。峰のテクニックは、いまさら記者が語るまでもなく、ファンの皆さんも、よ~くご存じだろう。そして、強調したいのは峰がまだまだ、うまくなっていることだ。その上昇ぶりも合わせ、最高級の◎を進呈する。

 峰のイン1着率は14年は62・5%。それが、今年は93%まで上昇している。主戦場をG1、SGに移しながら、右肩上がりの数字とは恐れ入る。しかも、今年喫した3敗の中に反省点を見いだし、かぶとの緒を締めた。「若松(SGオーシャンカップ準優)の時は、張りが甘かった。あの負けで、もっと徹底的に勝ちにいかないといけないと思った」。幸い手にした66号機に一定の手応えがあった。メンタル、パワーとも問題なし。よって、逃げ切りは鉄板と判断した。

 進入は全艇スローを想定した。相手は3コースの井口佳典を指名する。前検の雰囲気が良く、DR6人の中では峰に次ぐパワーがありそう。まくり切れずとも、外マイで続く。2コース白井英治、4コース桐生順平と両サイドの動きが芳しくなかったことも、井口を推す材料だ。舟券は(1)(3)流しの4点勝負とする。