鳥飼真(44=福岡)が逃げ切り、今年初優勝を飾った。コンマ09のスタートから1Mを先取りすると、他艇を寄せつけずに押し切った。2着に岸恵子、3着に芝田浩治が入った。

 「展示ですごいと思った」と、最も警戒していたのはエース68号機の小林一樹。しかし、1Mで攻めてきたのは岸だった。それでも「岸さんより余裕があった」とまくりを受け止め、危なげない逃走劇だった。

 終わってみれば7戦6勝での優勝。G1優勝4回の実力を見せつけた。「ペラをたたき変えたらえぐい足になった」と複勝率46・8%を誇るエンジンの力を引き出した。

 大村では4回目の優勝に、「水面相性はすごくいい」とアピール。次節は4日からの宮島の一般戦、その後には15日からの若松G1九州地区選が控えている。「久しぶりに九州で優勝した。これからも1走1走、頑張りたい」と意気込んだ。【坂中昭子】