林美憲(43=徳島)が3コースから差して下関初優勝を飾った。2着に浅見昌克、3着には前沢丈史が入った。

 人気を集めた作間章はスタートで遅れ、1Mは2コースの浅見がまくる展開。そして「調整が合って、足も良くなっていた」と言う林がブイ際を鋭く差してバックで浅見に並び、2Mを先マイして突き放した。「めっちゃうれしいです。いろいろとかかっていたので。ダービー勝率と、23場目の優勝です」。ダービー勝率はボーダー上で、選考期間中で最後の出走だった林にとって大きな1勝。あとは吉報を待つ。

 さらに全24場制覇も常滑を残すだけとなり、王手がかかった。次回は8月1日からの三国に出走。そして8月には丸亀SGメモリアルの初出場も決まっている。「これからも頑張ります」と林はさらなる健闘を誓った。【加藤貴嗣】