平田忠則(41=福岡)が逃げ切り、前走地のびわこに続く2節連続で、今年5回目の優勝となった。2着は藤丸光一、3着に上之晃弘が入った。

不安はあった。終盤になって舟足の感触がダウン。最終日も最後まで調整を繰り返した。それでも「ばたばたしたけど、最後にひらめいた。それが良かった」と不安を解消して、大一番に臨んだ。

進入は6枠の藤丸光一が2コースへ。100メートル辺りからの起こしになったが、コンマ01のどっきりスタートから1Mを先マイ。他艇を寄せ付けなかった。「スタートは大丈夫と思ったけど、まさかあんなに早いとは…」と際どい踏み込みに胸をなで下ろした。

今回の優勝で来年のSGクラシック出場がぐっと近づいた。「フライングをしたら来年を棒に振ると思っていたし、勝てばつながる。次にもつながると思う」。次節に控える23日からのSG蒲郡ダービーに向けて意気込んだ。【栗原ひろ人】