あと1歩だった。

 前本泰和は、惜しくも準Vに終わったが、4カドからブイ際を鋭く差し、大いに見せ場を作った。「1Mは惜しかった。峰君も良かったね」。悔しさいっぱいでレースを振り返ったが「やっぱりいい足をしていた。4日目からいい感じに仕上げられたし、いい調整ができたと思う」。トップ級に舟足を仕上げた調整手腕はさすがの一言。節間を通じた戦いには満足感を口にした。