桐山敬太郎が試練の地元G3を迎える。

 寛仁親王牌最終日の落車で右手中指の伸筋腱(けん)を断裂、ハンドルが握れない状態になった。「まともに練習できたのは2日くらい。正直、無理やり間に合わせた感じですね」と正直に不安を吐露した。だが、悩み抜いた末に、覚悟を決めての出場。走る以上は結果を残すだけだ。初日は平塚F1でワンツー実績のある小松崎大地を目標にする番組。「離れなければいいことがあるでしょう」。前年覇者として意地でも小松崎に食らいつく。