準決を突破した山口富生と松岡篤哉の師弟コンビが、初めて決勝で連係する。

 準決は2段駆け態勢の北勢に先手を奪われ、1度前を押さえたはずの松岡は7番手に後退する大ピンチ。だが、そこからロングスパートをかけると一気に前団をのみこんだ。これには師匠も「組み立ては悪いけど、あの上をまくれたのはワンランク力が付いた証拠」と、愛弟子の成長を認めていた。松岡は12年ヤングGP以来、優勝から遠ざかっている。「まず2人で決まるように」と松岡。師匠とともに最高の美酒を味わいたい。