2予10Rは近藤隆司と近畿ラインのもがき合いを松岡貴久がひとまくり。桑原大志(41=山口)が続いて両者が準決切符をつかんだ。

 80期生としてデビューし、選手生活20年を迎える桑原だが、G1の準決は意外にも初めて。クールダウンを終えて「夢にまで見た準決の発走機にやっと付ける。これまではテレビの画面を通して見るものだった」と感慨深げに話した。桑原は「作戦通りに進んだ」と2予を振り返った。その作戦とは「貴久に付いていくだけ。彼には『ノープランで走ってくれ』と頼んでました」と、まさに流れに任せてのもの。こうなったら、余勢を駆って初G1の決勝まで突っ走るか。