村上義弘(42=京都)が先行・稲垣裕之マークから2段駆けを決め、2度目のKEIRINグランプリ優勝を飾った。

 スタート争いを制した村上が稲垣を迎え入れ、稲垣-村上-岩津裕介、浅井康太、平原康多-武田豊樹、中川誠一郎、新田祐大-渡辺一成の順で周回。青板過ぎから新田-渡辺が上昇し、誘導員をかわした。赤板で新田を平原-武田が押さえると、すかさず稲垣-村上-岩津が巻き返して先行態勢。いったんペースを落とした稲垣は、打鐘2センターでスパートした。

 逃げる稲垣に村上-岩津、浅井、平原-武田、新田-渡辺と続いて、中川は最後方。最終2角5番手まくりの平原を引きつけた村上が、3角手前からこん身の番手まくりを打った。

 村上と平原がもがき合って直線。村上が平原を退けて押し切り、12年・京王閣GP以来となる4年ぶりの頂点に到達した。

 平原のまくりに乗った武田も外から伸びたが、届かず2着。連覇を狙った浅井は3着に敗れ、新田は失格に終わった。

 2車単(3)(6)は5670円、3連単(3)(6)(8)は4万1560円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)