競輪、楽しんでいますか?

 26日に行われた前橋のガールズケイリン決勝は山原さくら選手が完全Vを飾った。おめでとうございます! 前場所の玉野で外国人2人を先まくりで倒して優勝。「まさか外国人に勝つ日が来るとは…。忘れられない開催になりました」と話していたように、これが大きな自信になったことは間違いない。今開催の予1で出した上がりタイム9秒8は、当地のガールズバンクレコードだそう(後から知りました。お恥ずかしい)。本人も「全然知りませんでした」と驚いていたが、自信とともにパワーもついているのだろう。これからがますます楽しみになった。

レース後飯塚朋子選手と話す山原さくら選手(右)(写真は予2の後)
レース後飯塚朋子選手と話す山原さくら選手(右)(写真は予2の後)
S級は園田匠選手が優勝(写真は準決後)
S級は園田匠選手が優勝(写真は準決後)

 一方、山本レナ選手はバンクを去ることになった。持病のヘルニアによる腰痛が成績不振の最大の要因で、今開催もレース後、腰を押さえたまましばらく動けない姿は、見ていて痛々しかった。ラストランは前を取って懸命に粘り込みを図る闘志あふれるレースだった。

 今後のことは未定だそうだが、8月のいわき平で行われる「ガールズケイリンコレクション」のアルテミス賞にファン投票13位で選ばれた(出走はできないが…)ほどの人気選手だけに、できることなら、今後も競輪界に携わってほしいと思う。

山本レナ選手。お疲れさまでした(写真は前検日)
山本レナ選手。お疲れさまでした(写真は前検日)

 本当にお疲れさまでした。【栗田文人】