10月からニッカンの競輪チームに新加入しました松井律です。新加入ではありますが、競輪ライター歴は26年目。3度の飯より競輪が好きな僕は、このコラムが書きたくてニッカンに来たと言っても過言ではありません。あふれ出す「競輪愛」をこれから「敢闘門の向こう側」に書きつづっていきたいと思います。

19日に伊東競輪場で、6レース制の『ガールズドリームトーナメント』が開幕します。伊東は僕が20年以上も通ってきたホームバンク。短走路の中でも直線が長く、単純に先行有利とは言い切れない。同じ33バンクでも、「松戸や小田原なら決まっていたのに」と泣くケースもあれば、「伊東だからこそ届いた」と喜べる車券も出る。ゴールするまで目が離せません。

高木真備の追加参戦でV戦線はヒートアップ
高木真備の追加参戦でV戦線はヒートアップ

『ガールズグランプリ』の出場権を巡る争いも大詰め。今大会は、その渦中にいる面々が参加します。賞金ランキング1位の児玉碧衣、2位の石井寛子は高みの見物でも、尾崎睦(5位)、鈴木美教(6位)は、一戦たりとも気の抜けない戦いが続いています。そこに高木真備(4位)の追加参戦が決定した時は、尾崎や鈴木の舌打ちが聞こえたような気がしました。

モチベーションが高いのは、上位陣だけではありません。来年1月に松戸で行われる『ガールズコレクション・トライアル』の選考が今月いっぱい。選考順位42位以内が出場条件で、ボーダーライン上の選手たちは、ここが勝負と気合十分で臨んできます。

元砂七夕美はガールズコレクション・トライアル出場に意欲
元砂七夕美はガールズコレクション・トライアル出場に意欲

41位成田可菜絵

42位三宅愛梨

43位中川諒子

47位元砂七夕美

50位中嶋里美

いろいろな興味が詰まった『ガールズドリームトーナメント』は、幕の内弁当のような大会。3日間の熱戦を砂かぶりで目に焼き付けたいと思います。【松井律】