史上初のダービー3連覇をかけた村上義弘の夢は消えた。

 目標の藤木裕がきっちりと中団を奪取して最終2角からスパートしたが逃げた原田研太朗をまくり切れず、大外を踏んだが4着に敗れた。「藤木の組み立ては悪くなかった。最後は自分の足負けです」と悔しさをにじませた。弟博幸も2予を落車棄権して帰郷。地元の後閑信一も、2予3着で準決進出を逸し、V戦線から脱落した。