【杉森洋一・攻めダルマ】

 「久しぶりに競輪ができてうれしい」。1予6Rをまくりで快勝した吉川誠が会心の笑顔。1カ月間のあっせん停止明けの初戦で不安はあったが、新山将史の逃げを見事にまくった。「この1カ月は練習しかしなかった。初心に帰ってしっかりと乗り込んできた」と話す顔は明るい。2予10Rは三谷竜生という高い壁がそびえるが、ラインの先頭で波乱を呼ぶ存在になる。

 ◆11R 10月の岸和田F1でも決勝進出を逃した吉沢は特選でも仕掛けられず9着と、このバンクとの相性は怪しい。復活気配の矢口が頑張れば、追う内藤の勝機もある。(9)から(1)(2)(3)(6)(7)の2、3着。