【東和弘・東MAX!】

 稲川翔は決勝進出を決めたあと、場内インタビューで「ここまで来たら優勝しか狙っていない」とはっきり口にした。稲川にしては珍しいな…、と感じたが、思い出したのは、14年6月に初めてG1を制した高松宮記念杯のことだ。決勝当日の昼、恒例の選手紹介で「優勝を取りにいきます」と高らかに誓い、実際に勝った。あの時は脇本雄太の番手で優勝を意識できる位置ではあったが…。今回の決勝、古性優作のV確率はかなり高そうだが、もし覆すとすれば、稲川だと考えている。

 ◆4R 坂本にとっては攻めやすい構成。うまく駆けて押し切る。(4)(7)、(4)(3)流し。