古性優作(25=大阪)が脇本雄太の逃げに乗って3角番手まくりで優勝。G3初制覇を地元バンクで飾った。2着に稲川翔が入り、地元コンビでワンツーを決めた。

 レースは脇本が打鐘前から発進。大阪勢が続いて三谷竜生-村上義弘-篠塚光一で追走。脇本のかかりは良かったが、2角から三谷が仕掛け、その動きに合わせて古性が3角発進。最後はガッツポーズで駆け抜けた。

 「(逃げた)脇本さんは強かったし(まくった)三谷さんも強かった。そんな中で近畿のみんなの助けを借りながら、チャンスをしっかりものにできたことはうれしい」。今年10月の寛仁親王牌で初めてG1の決勝に進出し、今回のG3制覇と確実にステップアップしている。「これからも常にG1の決勝に乗れるよう頑張ります」。2017年、古性がさらにスケールアップする。【杉森洋一】