3Rは実質先行不在。最終1センターで意を決して内をすくい、先行策に出たのが宇根秀俊(40=愛媛)だった。直線は伸びを欠き4着に敗れたが、番手の同県・武智尚之を勝利に導いた。

 「前が流していたら、逃げることも作戦のひとつだった。前が緩んで『キター!』って思いましたよ。前回先行したのですか? いつだったか覚えてないですよ」と汗だくで話した宇根。武智からは「宇根ちゃん強えぇ」と声をかけられ、続く4Rでは、宇根の走りに触発されるように岡田啓渡-黒田大介が愛媛ワンツー。流れも呼び込む先行策となった。