予選7Rを走る111期の桜井大地(24=静岡)に注目したい。

 デビュー期、前期と成績をまとめきれなかったが、3場所前の平で初めての決勝進出を決めると、前回の武雄で2回目のファイナルへ。準決では打鐘3角からスパートし、113期の久樹克門に番手にはまられる最悪の展開になりながら、そのまま押し切る力強いレースを見せた。

 同期の今野大輔に譲ってもらったフレームがぴったりマッチして「すべて大輔のおかげ」と笑うが、それも実力があってこそ。自信もつけた今回、デビュー戦3連勝のルーキー橋本英也を相手に、どんな走りを見せるか楽しみだ。