今期チャレンジに落ちた坂本英一(50=栃木)が、もがき苦しんでいる。

ただ、見た目はそれほどの悲愴(ひそう)感は漂ってはいない。「この年になってもまだ覚えることがある。7車立てで若い連中が多いので形態は競技に近く、駆け引きとかヨコのさばきはやりにくい。それでも家に帰ってから、傾向と対策を考えながらいろいろと試しています。そういう意味では競輪を楽しめていますね」とニヤリと笑った。この気持ちがある限り“エイちゃん”はまだまだ健在だ。