須藤悟(29=千葉)が菊池竣太朗の変幻自在な動きを巧みに追走し、2着を死守して人気に応えた。

準決7Rは、樫山恭柄が仕掛けさせまいとけん制したため、外に踏み場がない展開に。すると菊池は内外を縫うかのようなトリッキーな動きで樫山ラインを分断しながら先頭へ。これに須藤は動じず、しっかり付けきった。

「あそこは勝負どころでしたから付け切れて良かった。でもああいうタイプの自力は僕も得意なんですよ」とニヤリと笑っていた。

「先月は落車の影響が残っていたけど、体調も、流れも、展開もやっと良くなってきた」と胸を張る。決勝も菊池との連係だけは外さない。