2Rで斎藤和也(44=福島)は、ゴール寸前で浅野将弘に差されたものの3着で準決勝進出を決めた。

デビュー22年余で今回が初の奈良バンク登場。前検日に「まずは初日クリア」と話していただけに「ホッとしましたよ」と安堵(あんど)の表情を見せた。

それでもレースは楽なものではなかった。目標の山口慎吾が最終ホームで実質4番手。最終2角から自分でタテ足を繰り出し、何とかしのぐ展開だった。

「奈良が初めてで分からない部分もあったけど、自分で対処できたし悪くはないと思います」と感触は上々のよう。

だが締めくくりに「でも、2着は欲しかったな」とポツリ。最後の最後で差されたことが、残念そうだった。