日本競輪選手会・熊本支部長の松尾正人(48=熊本)が、レースでも活躍を見せた。

選抜3Rは目標がまくり不発だったが最終4角で内を突き、ゴール前では中割りから2着。「内か外か迷った分だけ、1着にならなかったよ」。支部長としての職務に奔走するため、練習時間は限られている。レースにおける一瞬の判断の大切さは身に染みている。

ただ、言葉とは裏腹に笑みがこぼれる。「忙しいといっても、熊本はいいニュースが続いて楽しみが多い。競輪学校の117期に7人、118期(ガールズ)に2人が受かったしね」。若い活力は何よりの原動力。最終日もしぶとさを発揮する。