三宅達也(40=岡山)が地元で久々のVを決めた。三宅の優勝は昨年2月伊東F1以来1年ぶり。地元でのVは16年11月以来。

 レースは大瀬戸潤一郎が打鐘前の2角から先行態勢。小埜正義が4番手、松川高大は7番手の位置取り。小埜が2角からまくって出るが、三宅がワンテンポ早く番手まくり。そのままのスピードで押し切った。追走の佐々木則幸が2着。小埜マークから内に切り替えた海老根恵太が3着。

 三宅は「前と後ろのラインのおかげ。大瀬戸君がいいタイミングで踏んでくれた。2角あたりで小埜君の姿が見えたのですぐに踏んでいった。でも僕自身、まくりは久々だったので結構きつかった」と言いながらも笑顔は絶えなかった。ファンの前では「皆さんの応援のおかげで、勝つことができました。これからも上のクラスで頑張っていきます」と達也スマイルを振りまいていた。【秋山正則】