村上義弘が新年早々から底力を見せた。

 準決12R、目標の脇本雄太が吉本哲郎の抵抗にあい、近畿勢総崩れの大ピンチ。しかし、最終HSで3番手に入った村上はバックから自力に転じ、まくり切った。「布居(寛幸)さんがいたから後ろの仕掛けは気にせずいった」。好アシストで迎え入れてくれた布居が落車したとあって表情は険しかったが、立ち回りはさすが。決勝は近畿勢の先頭で自力勝負を貫く。