小酒大勇が打倒渡辺雄太に気炎を上げた。

 準決9Rは打鐘先行で押し切り、人気に応えて決勝進出。決勝での渡辺との対戦を前に「1勝1敗なので頑張りたい」とライバル心をあらわにした。因縁のライバルだ。昨年12月の地元いわき平では、渡辺の先行をまくったが、今年2月の西武園決勝は4番手まくりが不発。小酒は「勝ったときより相当強くなっていた。ペース駆けがうまいんですよ」と、相手を分析した。準決後には渡辺から「またお願いします」と、笑顔で声をかけられる間柄。輪界の新時代を担う、若手2人の激突は見ものだ。