木村武之(37=浜松)が1枠から会心のスタート速攻を決めて大会初制覇を飾った。G1優勝は今年2度目、通算12度目。

 優勝戦の枠番選択でいの一番に1枠を指名し、レースは理想通りの展開に持ち込んだ。「1枠は2日目(選抜予選は1枠からトップSで1着)のいいイメージがあったので選びました。かなりいいスタートが切れたと思う」と0・01のタイミングで飛び出し、8周を危なげなく逃げ切った。「前走の川口G1でクランクを換えて、今節は車が急変することもなく安定しましたね。自分でコースを走ってペースが上がらなかったので、小さく走った。それが逆にタイヤを滑らせなかった」と勝因を話した。