「ペラが見たことのない形でゲージがない」。そう嘆いていた新美進司が、1回乗りの8R1号艇を逃げ切り、白星発進した。

 次節にG1マスターズを控える50歳、鍛え上げた長年の勘でペラ調整に活路を見いだした。「乗って、たたいて、また乗って」と自分の感覚を頼りに調整を繰り返し「スローの行き足がスムーズになって」イン戦をものにした。新美得意の内向きの足に仕上がりつつあり、進入から注目を集めそうだ。