神山雄一郎が窮地をしのいだ。2予11Rは目標の天田裕輝が7番手に立ち遅れ、絶望的な展開。しかし、最終バックから吸い込まれるように車群を縫い、2着に食い込んだ。

 絶妙なコース取りについて、「必死ですよ」と振り返り、「後ろに飯嶋(則之)がいたからね。(準決へ)5着権利だから、俺が前に行けば飯嶋もチャンスが出てくるから」と続けた。神業のような対応力は、任せてくれた弟子の存在が原動力になっていた。