地元のエース桐山敬太郎(33=神奈川)が、笑顔で引き揚げてきた。

 初日特選10Rは6着に終わったが、僚友松坂洋平を連れて先行策に出た。3番手外並走の村上義弘のまくりには屈したものの、4角まで懸命に抵抗できる価値ある内容。本人も「いいんじゃないですか? 4角までちゃんと踏めていたし、自分としてもホッとした。何とか力勝負できそう」と、手応えを口にした。川崎G3の決勝での落車で防府共同通信社杯が散々だったが、中2日で迎えた地元戦に何とか間に合った。

 この日は33歳のバースデー。「おっさんになったなあ(笑い)。でも、もっとおっさんが自力で頑張っている以上は、自分も自力はやめられないですよ」と、武田豊樹や村上義弘らの40代の活躍を引き合いに、気を引き締めていた。