ニュー矢口、誕生! 矢口啓一郎がスタイル新たに復活を遂げている。

 2予7Rは稲毛健太に突っ張られる大ピンチ。以前なら失速する展開だが、この日は3番手に外から切り込むと、後続を突き放す鋭い踏み出しを披露した。1予も中団をこじ開けるなど、連日ヨコの動きが光る。「無我夢中だし体が自然に反応した。でも自分自身、何か変えていかないと、勝てないからね」。自慢のダッシュを取り戻した上に、厳しい位置取りも習得し、どん底を脱した矢口。準決10Rを突破し、13年8月小田原以来のG3決勝を目指す。