日刊スポーツ杯が開幕した。佐藤康紀がホームバンクで意地を見せた。

 打鐘から先制した箱田優樹を大名マーク。ゴール前はこん身の差し切りを決めた。地元選手が1着になると場内でインタビューがある。「せっかくインタビューがあるのに、それまで地元が誰も勝っていなかったから。普段だったら差せていないですよ」と笑わせた。

 地元の責任感で勝ち取った1着だった。「足はきちんと調整してきた」と仕上がりに胸を張る。準決でも再び勝利のマイクを握るつもりだ。