ボートレース発祥の地として知られる大村ボート。新スタンドも完成し、近年は全国的にも売り上げを伸ばしているレース場だ。「ROAD TO オールスター」の2回目は、コース特徴を大村担当の栗原ひろ人記者に聞いた。(構成・中川純)

 ─大村はインの強さで知られています。

 栗原 昨年1年間では日本一でした。

 ─イン勝率は昨年の全国平均が約47%。50%を超えていますか?

 栗原 それが、60%に迫る59・3%です。

 ─すごい! ダッシュ攻めは決まらない。

 栗原 外からスタートでハナを切っていく場面は少ないですね。一般戦は、1号艇にA級選手が組まれることが多いです。強い選手が内にいて、攻められる可能性が低ければ、技量的にも逃げてしまいます。

 ─荒れて高配当になるのはどんな時?

 栗原 荒れた時、特に1Mに風が吹き込んでくると水面にうねりが出るので、乗りづらくなる。進入争いが激しいと荒れることが多いですね。

 ─そんな時はどんな選手を狙えばいい?

 栗原 差し抜ける選手です。乗りづらければターンマークを外して回るから差し場が開ける。6コースの最内差しが決まると好配当です。

 ─大村は夜の散策も楽しみです。

 栗原 はい、食べるものはおいしいし、東京に比べれば驚くほど安いですよ。

※明日は注目選手(上)