準決8Rは鷲田佳史(31=福井)が俊敏な立ち回りを見せた。

 正攻法の山口幸太郎が流したところを、板橋が仕掛け、鷲田も内をしゃくって板橋マークを確保。巻き返す山口に合わせて番手まくりを放った。連日、要所で動いて内容もよさそうだが「確かに反応も調子もいい。でも、(来期)S級で走ることを考えれば、ワンテンポ動きが遅い」と高い課題を挙げた。決勝は近畿単騎と思いきや、九州4番手を嫌った高比良豪が鷲田マークを選択。ライン2車なら攻めのバリエーションも増えそうだ。