準決8Rで、前期S級の大塚英伸が豪快な単騎まくりをさく裂させた。

 特選シード選手ながら目標が不在という苦しいメンバーに加え、位置取りも最後方とピンチ。だが、最後は胸のすくようなバックまくりで前団をのみこんだ。「何が何でも1着を取ってやろうと思ったら思いの外、自転車が出ちゃった」と、満面の笑みで振り返った。前期最終戦の高知F1では2勝をマーク。「前回の感触がものすごく良かったから」と、手応えをつかんでいた。決勝は「落合に任せたい」と即答。後輩を目標に“格上の足”でVをさらう。