稲垣裕之(37=京都)が期待に応えて2連勝で決勝進出を決めた。準決は鈴木誠の強烈な抵抗に危ない場面もあったが、力の違いでまくり切った。「厳しいブロックを乗り越えられたし、調子はいいと思います」。決勝は佐川翔吾の番手戦となった。めきめきと力をつけた佐川なら信頼してマークできる。城幸弘や高橋陽介の波状攻撃を止めて、なおかつ佐川を残し気味にかわし、今年後半戦のスタートを完全Vで飾る。