藤田竜矢(35=埼玉)が5着で辛くも準決進出を決めた。予選9Rは中団確保からまくり上げたが不発に。外並走をなんとかこらえ、5着で勝ち上がり権利をつかんだ。

 勝ち上がりが決まった藤田は「前回が全く駄目で何も見えなかったので、今回はセッティングもシューズも全て戻して心機一転のつもりで走ったんですけどね。昔のようなドカンと行くのはもういい。今は動いて動いて、泥臭くいきます」と、苦しい胸の内を明かした。

 長年、埼玉の大型先行として活躍して13年には高知G3も制したが、競走得点も100点を割り、正念場を迎えている。兆しが見えるまでは魅せる走りは封印、泥臭い走りで決勝を目指す。