月が替わって、ツキも変わった? 予選7Rは森川大輔(28=岐阜)が自慢のダッシュを生かしたまくりで快勝した。

 根本哲吏の番手がもつれて離れたところをシャープにまくり切った。「先月がだいぶダメだったので、今日は気持ちを切り替えて集中して走れた」と、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 森川にとって、9月は苦い思い出だけが残った。「あれでリズムが崩れた」と振り返るのが、地元岐阜G3初日の車体故障だ。人気を集めながらクリップバンドが切れるアクシデントで9着敗退。オールスターも3日目で帰郷。見せ場は作れなかった。「体のバランスも悪かった。(8月前橋の)落車影響も残っていたのかもしれない」。10月に入り、心機一転でつかんだ白星。準決10Rでは山内卓也と初連係となる。今年6月に決めた、連続優勝の勢いを取り戻してみせる。