小佐野文秀が2月豊橋以来の優勝を狙う。初日予選は最終1センター後方から内を突いて中団まで攻め上がると直線で中を割って2着と大暴れ。準決も逃げた笠松将太の3番手で足をためて、2着に食い込んだ。

 直近2場所で負け戦ながら1着3回と奮戦している。「一昨年10月に練習中の落車で右鎖骨を骨折。その時に骨を固定した金属を5月に除去してからいい感じで踏めている」。好調の流れの中で圧倒的な強さで連勝した同県の古屋琢晶の番手を得た。「古屋の番手を回る目標は達成できた」ととぼけるが、好追走からゴール前で狙いすました差しで快勝劇だ。