SG2冠の久門徹(39=飯塚)が上州決戦を制し、4年ぶり2回目のG1優勝を飾った。

 久門が鮮やかな速攻を決めた。3枠から枠なりで出て2周1角で2番手に上がり、3周3角で先に抜け出した三浦康平をさばいて先頭に立った。中盤からは2番手に進出した池田政和が、久門をぴたりとマークする。「立ち上がりで跳ねてペースが上がらなかった。コースを外さないように走った」。池田は何度も久門の内を狙って切り込むが、入り込めない。終盤までバトルは続いたが、久門が池田を押さえ込む形でゴールした。