準決8Rは俊敏な動きで外崎一成(28=北海道)が直線で抜け出し1着、3場所連続で決勝進出を決めた。

 逃げた市川健太-坂本英一を大沢哉太-外崎がまくるが、坂本がブロック。インを突いた外崎が市川マークの形となり、力強く抜け出した。「大沢君がまくってくれたおかげ。奇跡的にあきました」と笑みがこぼれた。

 発奮材料は函館競輪場のそばに自宅を建てたこと。「来月には住めますが、来年1月からローンが始まります。頑張って稼がないと。競走得点も90点が見えてきました」。

 決勝は新山響平-松沢敬輔の3番手だが、新山の後ろは会田正一が主張してもつれそう。今の出来なら3番手でもチャンスはありそうだ。

※写真あり