ボートレース界の年末の大一番、SG第30回グランプリ(住之江)と、女子NO・1決定戦のG1第4回クイーンズクライマックス(福岡)が迫ってきた。2大レースに向け、直前カウントダウンコラム連載をグランプリ開催前日の17日まで、ロングランでお送りする。

【SG:グランプリ】

 ◆トライアルの仕組み 昨年から出場枠が18に広がり、トライアル(TR)も2段階になった。1st(2日間)は選出順位7~18位の12人が争い、ポイント上位6人が上位6人の待つ2nd(3日間)へ進む。ポイント上位6人がファイナルに進出する。

 ◆昨年の優勝戦 平和島で行われ、1号艇は2nd3連勝の白井英治だったがスリットで後手に回る。3カドに引いた太田和美が仕掛けるが2コース井口佳典が抵抗。大外6コースから茅原悠紀が最内を差して突き抜け、初のSGタイトル奪取に号泣した。

【G1:クイーンズクライマックス】

 ◆トライアルの仕組み 賞金上位12人が出場。3日間にわたり、2個レースのトライアルを戦う。初日は選出順に1、2位が1号艇、3、4位が2号艇の枠番が与えられる。2、3日目の枠番は抽選。ポイント上位6人が優勝戦に進む。

 ◆昨年の優勝戦 住之江開催で、1号艇は日高逸子がゲットした。日高は6メートルのホーム向かい風が吹く中、コンマ01のスタート。「1Mを回って青ランプだったのでほっとした」。悠々トップでゴールして05年のレディースチャンピオン以来のG1戴冠となった。