吉田拓矢がS級デビューのG3で決勝進出を果たし、記録に挑む。

 準決は最終ホームからカマして主導権を奪った。「出切ったところで余裕もあった。2角と直線でも踏み直せた」。大外をまくった南関勢には屈したが価値ある3着だ。「ここまで上出来かもしれませんが、決勝も思い切って積極的に」と意志はぶれない。最速のS級優勝は坂本勉氏(青森=引退)のデビュー163日目(86年10月青森)だが、優勝ならば154日目で新記録。またS級デビューで新制度G3優勝も初の快挙。新鋭の一撃に注目だ。