平和島ボートのG1開設61周年記念トーキョー・ベイ・カップは明日3日に開幕する。

 今シリーズは、初日にベイドリーム戦とトーキョードリーム戦、2日目はピースタードリーム戦と3つもDRレースが組まれている。その中でもメーンと呼ぶべきレースは、初日12Rのトーキョードリーム戦。メンバー表を見て「どこかで見たなぁ」と思われたファンもいるはず。2号艇から6号艇の5人は、昨年12月に平和島で行われたSGグランプリ優勝戦と同じ。そして1号艇には地元のエース、浜野谷憲吾が入る。

 浜野谷も「このメンバーで、1号艇ですね」と、当然のように意識していた。浜野谷は、地元平和島に絶対の自信を持っている。SG、G1各1回の優勝を含め36回優出して15回優勝。「相性は一番いい」と言い切る。近況も5月ゴールデンウイーク、現在の出力低減エンジンとなった7月の2節を連続優勝中だ。

 浜野谷の平和島での強さの最大要因は何か。走り慣れていることもあり「スタートが見やすい」と言う。7月の優勝戦も1号艇からコンマ06の会心スタートで逃げ切った。周年のドリーム戦へ向け「ファンに貢献できるようにしたい」と話した。浜野谷自身、10年ぶりの平和島周年Vへ、期待していい。