【大野義孝のオレに任せろ】 

 初日は良走路(走路温度16~29度、気温12~15度)で争われた。8枠から勝利したのは中村雅人ただ1人。1番時計は9Rに出走した鈴木圭一郎の3秒379。2日目は全レースで予選が行われる。11Rで「オレに任せろ」の大野義孝は、その鈴木圭のパワー駆けに期待する。

 ◆11R 鈴木圭一郎のパワー駆けが魅力だ。SGは8度目の出場。昨年はオートレースグランプリと初出場の日本選手権でSG連続優出(ともに4着)を果たした。今大会はそれ以上の力を蓄えている。

 今大会の最終日は、デビューして21歳2カ月14日目。ここで優勝するとSG最年少Vとデビュー最短SGVの新記録が誕生する。今大会は気持ちの持ち方を変えてチャレンジしている。「去年までのSGは準決ぐらいで意識してしまったし、スーパースターは初日からプレッシャーがありました。今大会はSGと思わずに1戦1戦を走りたい」と気負いはない。

 初日9R(走路温度28度、気温15度)は圧勝だ。7枠からS5番手に付け、2周1角で2番手に上がると同周3角で首位を奪い、鮮やかな速攻劇を披露した。車の仕上がりは順調で、初日1番時計3秒379をマーク。フレームを替え、ピストンとリングを交換したのが奏功した。「車は乗りやすい。狭いところを入っていけるしいい感じ。換えた部品がなじんで、もっと良くなればいいけど。また朝練で確認します」と車の手応えをつかんでいる。足周りの修正にも成功。「タイヤも1走目だったけど滑りもなかった。晴れたらこれで」とタイヤも万全だ。

 対抗は浦田のさばきだ。(7)=(8)から(1)(3)(6)。