【大野義孝のオレに任せろ】

 2日目は走路温度15~28度(気温11~17度)で争われた。連勝は中村雅人、篠原睦、鈴木圭一郎、池田政和、鈴木宏和の5人。3日目は5~12Rで最終予選が行われる。3日間の平均得点上位32人が準決勝に進出する。初日、2日目と連続的中の「オレに任せろ」の大野義孝は、9RのS1・金子大輔で3連勝を狙う。

 ◆9R 大会連覇がかかる追い巧者・金子大輔のさばきに期待した。昨年は地元浜松で開催され、激しく先頭が入れ替わる激戦を制した。11年のグランプリ(伊勢崎)以来、2回目のSG制覇を飾った。

 今大会も足取りはしっかりしている。初日10Rは2着だったが、2日目10Rでは巻き返しに成功。レースは最後方からの追い上げとなったが、巧みなさばきで5周1角でトップに立ち快勝した。

 車の仕上げに一段と力が入る。2日目に向けては、シリンダー交換と調整を行ったが、「初日より少し手前からいいけど、思った感じではない。立ち上がりで車を内に向けると滑る」と不満が残った。だが、金子は整備巧者としても有名だ。「前大会の車は準決が80点。優勝戦は、やったことのないセットに変えていい方向にいった。今回の車はもう少し。去年の方が合っていましたね」とあわてる様子もなく話した。「ここは浜松とセットが似ているので、思い当たるセットをやってみます。それで駄目なら下周りをやってロッドを換える」と整備の青写真はできている。当地は目下4連続優出中(SG1回、G1・2回、一般1回)。一昨年のG1ダイヤモンドでは優勝している。

 対抗は気配上昇の新井の速攻。(8)=(5)から(4)(6)(3)。