太刀川一成が「先行型泣かせ」のバンクで逃げ切り快走だ。

 「このメンバーなら駆けるつもり」と打鐘で前を押さえて先行態勢。最終ホームからカマした大沢哉太に合わせて前に出させない。3番手にはまって逆襲を狙う大沢を振り切った。先行型を苦しめるバンク特性に加えて、今シリーズから第4スタンドが解体され、4角付近からの風の影響が注目された。その風のせいか「全体的に重かった」と話したが、パワーでねじ伏せた。前回までの5場所もまくりを中心に6勝と好調。3分戦の準決9Rは北勢の先行有力だが、中団キープからのまくり一撃で連勝を狙う。