三木翔太(27=群馬)が集中力を研ぎ澄ませて今年2度目のV取りだ。

 準決では最終バックを7番手で通過するピンチも、直線で大外を伸びて2着。切れ味を発揮したが、当の本人は浮かない顔で「体調は問題ないが、ぴりっとしない。長走路を意識し過ぎているのかな…」と心身がかみ合っていない様子だ。しかし、そんなやりとりもつかの間。決勝10Rで北日本が4車でまとまって強敵になると知ると、「いかに集中できるかですね」と自ら気合を注入。目標の三好恵一郎を好リードして、北日本作戦を打ち破る。