白星が良薬だ。石井寛子が初日7Rで中団キープから大外を強襲。

 4走ぶりの1着に「こんな状態でも勝てたのは奇跡、びっくり」と涙をぬぐいながら語った。いま、体に刺激を入れるべく、新たな練習メニューに取り組んでいる。ウエートトレの方法を変え、その反動で状態が安定しないのは計算ずく。それでも前回の佐世保は未勝利で、3走続けて白星を逃す初の事態にショックを受けた。新たな取り組みは間違いか自問自答して臨んだ一戦での快勝劇。「もう迷わない。悪い状態を抜け出せた。次が大事」ときっぱり。瞳を輝かせて2日目6Rでの好スパートを誓った。