実戦向きルーキーの宮地寧々(21=岐阜)が決勝でも確定板に載るか注目だ。

 動きが俊敏で、110期で在校成績が下位の21位だったとは思えない。今回はデビュー2場所目。2日目6Rはまくった加瀬加奈子に切り替え、2着で初の決勝進出を果たした。「師匠の藤原誠さんや、アドバイスしてくれる皆さんのおかげ。競輪学校を卒業してから3カ月間、自分に合う練習ができた成果かな」とほほ笑んだ。

 学生時代は柔道で心身を鍛えた。6月下旬に練習中の落車で左ほおにあざができたが、デビュー戦を気丈に戦った。決勝9R。「2日目みたいに流れに乗れれば…」と控えめな口調にも、ちらりと自信をのぞかせていた。